木揺葉子のつれづれ日記

思ったことを思ったままに。

天皇陛下は一番偉い??~幼稚園児の一言から~

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こんばんは、木揺 葉子(きゆら はこ)です。

明日から3連休ですねー。(あれ、日付変わってる。もう今日からか!)
2月23日が天皇誕生日、24日が振替休日。
天皇誕生日」と聞くと、まだ12月を連想してしまう木揺ですが、お祝いの心でお休みを楽しませていただこうと思います。

さてさて。今日、木揺の息子(5歳)が幼稚園からの帰り道、こんなことを言いました。

「おかあちゃん、おうちに帰ったら天皇陛下のお誕生会をしようよ。だって天皇陛下は日本で一番偉い人なんだもんね。先生が言ってた。」

先に書きますが、木揺は象徴天皇制天皇陛下や皇室の方々を非難したり否定したりするつもりは全くありません。

ただ、「日本で一番偉い人」が天皇陛下だ、ということについては、そうだね~とは言えませんでした。
代わりに息子には、「日本で一番偉いのは、本当は、あなたや私や先生のような国民なんだよ」と伝えました。

幼稚園の先生が仰った「偉い」が何を指すかはわかりませんが、一般的な捉え方をしたら、偉い人は他の人たちより物事を決める権利を持っているとか、他の人を服従させることができる、といったイメージだと思います。

ですが、言うまでもなく、現在の日本の主権者は、国民です。
天皇陛下は、日本の象徴ですが、私たちを服従させる存在ではありません。

こんな言い方をしたら無礼だと怒られそうですが、木揺は、天皇陛下皇后陛下も、上皇陛下も上皇后陛下も大好きです。こんなにも世界の平和と日本国民の幸せを願い、祈ってくださる方は他にいらっしゃらないと思うから。日本の伝統や文化を、ご自身の人生と存在そのもので継承してくださるお姿を尊いと思うから。そういう意味では「偉い方」だと感じるし、尊敬の念が確かにあります。

でも「一番偉い」というのは間違いだ、と思うのです。

最近、私たちひとりひとりの主権者意識が問われている場面が多々あると感じるのは、私だけでしょうか?

政治家がどうやら好き勝手やっているぞ、となっても、国民の怒りが海外のように大きなムーブメントにならないのは、日本人が落ち着いていて品行方正だからというだけではなくて、「国は自分たちのためにあり、自分たちが築いていくもの」という意識が足りないからなのではないか…
もっと言ったら、そういう教育、主権者教育とか民主主義教育とかいうものを、私たちが受けてこなかったからなのではないか…

最近そう思えてならないのです。

そんな中での、今日の息子の一言。
とても考えさせられました。素直なお祝いの心とともに、この三連休、色々考えてしまいそうです。